【免停90日のハズが…免許取り消しの危機!】クルマを時速52kmオーバーで走らせると、どうなるか教えてやる。行政処分篇(1)
前回までのあらすじ
norome.hateblo.jp 高速道路を走行中、スピード違反でオービスに撮影されてしまった愚かな男は、イケメン刑事の取り調べを受け、淡々とした検察官の取り調べも受け、最終的に裁判所からの罰金として8万円を支払うことを命じられた。見事前科者となった男は、いつまでも幸せに暮らしましたとさ。
めでたしめでたし……
というわけにはいかなかった。
実はこの時、男はもうひとつ別の罪を重ねていたのだ。スピード違反という罪を……
なお、スピード違反による処分の流れや手続き、免停回避などについての記事はこちらにまとめています。
続きを読む【そして男は被告人となった】クルマを時速52kmオーバーで走らせると、どうなるか教えてやる。刑事処分編(2)
前回の続きです
警察での取り調べが終わってから、2ヶ月がすぎようとしていた。
平和な日々を過ごしていた男のもとに、再び手紙が届いた。
裁判所からだ
しかし男は動じない。
こういった機関からお手紙をもらう事など、慣れたものだからだ。
内容を確認する。
「○月○日に××簡易裁判所まで来てください。」
「フムフム、なるほど。
ついに私も、裁かれるときが来たようだ。」
男は余裕の表情でそうつぶやいた。
そして、淹れたてのコーヒーを口に含み続きを読む
持ち物は以下の通りです
- 身分証
- 印鑑
- 罰金を支払えるだけの相当の額のお金
(最高刑は10万円です。その場で即執行となります)
最高刑は10万円です。
その場で即執行となります
クルマを時速52kmオーバーで走らせると、どうなるか教えてやる。刑事処分編(1)
おはこんばんちは。前回の続きです。
オービスに撮影されてから、特に音沙汰もないまま1ヶ月が過ぎようとしていた。
男は期待していた。
あの時の赤い閃光は何か別の光と見間違えただけだったのではないか。
撮影はされたが、ナンバーや顔の写りが不鮮明で立件を諦めたのではないか。
何かのエラーで撮影データが記録されなかったのではないか。
そしてオービスに撮影されたということ自体を忘れかけていたある日のこと、
ポリスから送られし、茶色い封筒が、ポストの中にありけり(何。
警察からのお手紙にはだいたい次のような事が書かれていました
「◯月×日の交通違反について、お尋ねしたいことがあります。△月☆日に警察署まで出頭してください」
かくして、「大阪府警察本部交通部交通指導課分室」に出頭することになりました。
続きを読むクルマを時速52kmオーバーで走らせると、どうなるか教えてやる。プロローグ篇
photo by Frankenspotter Photography
※写真はイメージです
オレンジ色のナトリウムランプが、夜の高速道路を明るく照らす。
車通りは少なく、とても静かだ。
男はアクセルを軽く踏み込む。
クルマは即座にそれに応える。
遮るものは何もない。
男は感じていた。
エンジンから聞こえる心地よい歌声を聴く、幸福感を。
まっすぐと続く道を駆け抜ける、疾走感を
速度を上げる車体を意のままに操る、全能k…
ピカッ!!
ファッ!?!?!
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