クルマを時速52kmオーバーで走らせると、どうなるか教えてやる。刑事処分編(1)
おはこんばんちは。前回の続きです。
オービスに撮影されてから、特に音沙汰もないまま1ヶ月が過ぎようとしていた。
男は期待していた。
あの時の赤い閃光は何か別の光と見間違えただけだったのではないか。
撮影はされたが、ナンバーや顔の写りが不鮮明で立件を諦めたのではないか。
何かのエラーで撮影データが記録されなかったのではないか。
そしてオービスに撮影されたということ自体を忘れかけていたある日のこと、
ポリスから送られし、茶色い封筒が、ポストの中にありけり(何。
警察からのお手紙にはだいたい次のような事が書かれていました
「◯月×日の交通違反について、お尋ねしたいことがあります。△月☆日に警察署まで出頭してください」
かくして、「大阪府警察本部交通部交通指導課分室」に出頭することになりました。
正しい取り調べの受け方
出頭する日付は、警察の方から指定されます。
どうしても都合が付かない場合は、電話で連絡をし
日付をずらしてもらいましょう。
ドタキャンは社会人として失格だぞ☆
また、この段階ではまだ「疑い」の段階なので、車で警察署に行っても何ら問題はありません。
持ち物
- 免許証
- 印鑑
- 届いた呼び出し状
まずは受付
警察ってどんなイメージですか?
厳つい顔をした屈強な男たちが部屋の中で待っているんだろうなァと思っているあなた、
その通りです。
屈強な男たちが厳つい顔で出迎えてくれました。
警察から届いた呼び出し状と免許証を手渡すと、小さな小部屋に案内されました。取調室です。
いよいよ取り調べ
受付とはうってかわって、若々しい爽やか系イケメン刑事が取調室を担当しました。取調室のドアは開けっ放しになっていました。密室の中で不正な取り調べが行われる事がないよう、他の刑事からも見えるようにしていたんだと思います。
まずは刑事の方から黙秘権についての説明がありました。
その次に、指名と生年月日を確認されました。
そして、いよいよオービスで撮影された写真を提示されます。
刑事「こちらに映っているのは、あなたで間違いないですか?」
どうみても私です。本当にありがとうございました。
刑事「オービスの計測ではスピードは時速112km出ており、時速52kmの速度超過です。違反点数は12点で、前歴などがなければ免停90日となります」
免停90日となります。
免停90日となります。
免停90日となります。
素直に自分である事を認めると、さらにいろいろと質問されました。
・どこからどこへ向かっていたんですか?
・ここの制限速度はしっていましたか?
・いい車ですね。
・自分では何キロくらいで走っていると思っていましたか?
・いくらくらいだったんですか?
・急いでいたんですか?
・何ccくらいあるんですか?
それらの質問を刑事は、「供述調書」という形で文字に落としていきます。
供述調書は刑事が書くのですが、一人称形式で書かれるのがちょっと違和感でした。
「私は、○月○日、阪神高速で制限速度時速60kmの路線において、時速112kmで走行しました。」
「私は当該路線の制限速度が時速60kmであるという事を知らず、走行しました。」
「夜間で家に早く帰りたいという気持ちでスピードを出しすぎてしまったのです」
みたいな…。
そんなこんなで20分程度で取り調べは終了。
ちかくにあった「あべのキューズモール」を探検して帰宅しましたとさ。
この後は簡易裁判所へ行って略式裁判となります。
続きはまた次回。