【免停90日のハズが…免許取り消しの危機!】クルマを時速52kmオーバーで走らせると、どうなるか教えてやる。行政処分篇(1)
前回までのあらすじ
norome.hateblo.jp 高速道路を走行中、スピード違反でオービスに撮影されてしまった愚かな男は、イケメン刑事の取り調べを受け、淡々とした検察官の取り調べも受け、最終的に裁判所からの罰金として8万円を支払うことを命じられた。見事前科者となった男は、いつまでも幸せに暮らしましたとさ。
めでたしめでたし……
というわけにはいかなかった。
実はこの時、男はもうひとつ別の罪を重ねていたのだ。スピード違反という罪を……
なお、スピード違反による処分の流れや手続き、免停回避などについての記事はこちらにまとめています。
スピード違反アゲイン…
警察署での取り調べが終わっても、すぐに免許取り消しになる訳ではありません。公安委員会の方から呼び出しがあるまでは免許の効力は有効なので、普通に運転する事ができます。
その期間中に男は再び高速道路を走行中、今度は覆面パトカーの餌食となってしまいました。もうバカ、この男死んだ方がいい。
免許の点数制度について
交通違反をした場合、その違反の内容に応じて、免許に点数がつけられます。違反をした際につけられる点数なので、点数が少なければ少ないほど良いということになります。なにも交通違反を犯していない人は「0点」です。 スピード違反を犯した場合は次のような点数が付加されることになっています。
違反速度 | 点数 |
---|---|
50km/h以上 | 12 |
40km/h〜50km/h未満 | 6 |
30km/h〜40km/h未満 | 6(高速道路では3) |
25km/h〜30km/h未満 | 3 |
20km/h〜25km/h未満 | 2 |
20km/h未満 | 1 |
この点数は、交通違反をするたびに累積していきます。累積点数が一定の基準に達すると点数に応じて処分を受けることになるのです。点数を多く保有する優秀な交通違反者には、より重い処分が課せられる仕組みとなっているのです。
ちなみに、過去3年以内に免停になったことがない人、または過去1年以上無事故無違反の方は、次のような基準で処分が下ります。
処分内容 | 点数 |
---|---|
免停30日 | 6〜8 |
免停60日 | 9〜11 |
免停90日 | 12〜14 |
免許取消 | 15〜 |
ここで、男がGETした点数について振り返ってみよう。
まずはじめに、高速道路において52km/hオーバーでオービスに餌食となった。
これで12点
次に覆面パトカーでは、3点の追加点数をいただきました。
つまり、12 + 3 = 15
ここで先ほどの表をもう一度見てみましょう
処分内容 | 点数 |
---|---|
免停30日 | 6〜8 |
免停60日 | 9〜11 |
免停90日 | 12〜14 |
免許取消 | 15〜 |
\(^o^)/
免許取り消しになるとどうなるの?
免許取り消しになると、免許の効力は失われ、もう一度試験を受け直して、イチから免許を取らなければならなくなります。
しかも、欠格期間というものがあり、この期間中は免許を取り直す事ができないルールとなっています。
累積点数が15点の場合は欠格期間は1年間となります。1年間免許を取り直す事ができず、所有している車は、ただの高級な置物に変身するのです。
さらに、欠格期間が明けて再度免許を取得するには取消処分者講習を受講しなければ、免許取得の資格を得る事はできません。 これは相当大きなペナルティです。
しかし、男は結果的に免許取消になりませんでした。実は回避できる可能性があるのです。
免許取消を回避する方法
その話はまた次回
関連リンク
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